冷戦の忘れ物-冷戦時代の備蓄が発見される(アメリカ)
- 2006/03/22
- 11:24
冷戦時代の名残が見つかったってニュース。ブルックリン大橋から、戦争に備えての食料などの補給物資が見つかった。でも、こういうのって本格的に必要なのはこれから先なんじゃないかって思うんですよ。自然災害もそうだし、紛争もなくならないままの現状。誰の管轄でここに備蓄したのかはわからないけど、今まで忘れ去られてたってのが杜撰さをぬぐい切れない。

まぁ、いざというときには独り占めっていう嫌な考え方もできるんですけどね(笑)
[時事通信]冷戦時代の備蓄見つかる=NYのブルックリン橋
【ニューヨーク21日】ニューヨークの名所ブルックリン橋でこのほど、冷戦時代に核攻撃を想定して備蓄されたらしい水や食料、薬品などがまとまって見つかった。収められていた箱には、冷戦時代を印象付ける出来事のあった年次が刻印されており、貴重な発見という。ニューヨーク・タイムズ紙が21日伝えた。(写真はニューヨークのブルックリン橋=昨年12月撮影)
定期検査中に見つかったもので、橋の石造の基礎部分内部に、水の入ったドラム缶、医療用品、毛布、薬品、クラッカーなどが貯蔵されていたという。物資が入っていた箱には、ソ連が人類初の人工衛星スプートニクを打ち上げた「1957年」、核戦争の瀬戸際までいったキューバ危機の起きた「1962年」という年次が記されていた。
冷戦時代に詳しいエール大のジョン・ルイス・ガッディス氏によれば、米市民防衛当局は50年代、核戦争が起きた場合の放射性降下物から逃れるため、シェルターの建造を全土で進め、生き延びるための備蓄をさせた。しかし、クラッカーにカビが生えるなど備蓄の大半はかなり以前に廃棄されており、今回のように無傷のまま見つかったのは珍しいという。〔AFP=時事〕2006年 3月22日 (水) 03:59
【参考1】「備えあれば憂いなし」といいますから、一家に一つは必ず備えておくべき