パンダも嫌々-「かわいそうなのでパンダはいりません」 台湾総統
- 2006/03/25
- 11:41
中国のパンダ外交も同じ民族相手では効果が無かったようです。それにしても断り方が上手いなぁ。政治的な香りは出さずに政治作用。実際動物を自然から切り離すのはどうかと思うしね。人為的な意味合い以外では、絶滅しかけでも手を貸すべきじゃぁないって思うし。
一つの中国が正しいのか、台湾が独立国家なのかはわかりませんが、人間主体で国と領土を決めるならば、別なような気がします。中国はたびたびパンダを送っての外交を繰り返してますが、アメリカでは親中派をパンダ・ハガーと呼ぶそうです。もちろん蔑視。あまりセンスのある言葉じゃないですね

[ロイター]「かわいそうなのでパンダはいりません」 台湾総統
台湾の陳水扁総統は、友好の印としてつがいのパンダを贈りたいという中国の申し出を パンダにとって不幸なことだから、と断った。
同総統は自分の阿扁(扁ちゃん)という愛称を使い、ネットの週間ニューズレターに「阿扁は中国の首脳にジャイアントパンダを自然の生息地でそっとしておくように心から訴えます。檻の中で飼育され、贈り物にされてもパンダは不幸なだけでしょう」と書いた。
中国と台湾は、1949年に中国の内戦が終了した際に分裂したが、それ以来、外交・軍事面で敵対関係が続いている。中国は現在も台湾は自分たちの領土であると主張している。
過去に中国は数回、台湾に友好の印としてパンダの寄贈を申し出ているが、その度に断られてる。理由の一つは、台湾の気候はパンダに合わないというもの。
ジャイアントパンダは、世界でもっとも絶滅が危惧されている動物で、中国にのみ生息する。約千頭が、中国南西部の四川省と北西部の陝西省、甘粛省で確認されている。
パンダ寄贈の申し出は、台湾国民党の連戦主席が歴史的な中国訪問を行った際になされた。国民党は、かつて中国全土を支配し、内戦で中国共産党と戦った。
[写真]【トラまん】
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