幼稚園、人気獲得のため給食に薬品を混入

　デキサメタゾンは抗アレルギーなどに使用される薬品で、誤った目的で使用すると健康に害を及ぼす恐れがあるという。同保健予防センターは、同園における違法行為を直ちに止めさせ、他の各幼稚園の調理施設においても同様の違法行為を行わないよう勧告するため各関連機関に通達した。

　結局、園児の親たちが持つ「質の高い給食を出し、子供が元気に育つ」、という理想の園児像を達成するためと、園の人気を維持するために、このような悪事に手を染めてしまったのである。

【参考】デキサメタゾン
早期新生児デキサメタゾンは長期神経発達に悪影響を及ぼす ニューヨーク（ロイターヘルス）-台湾の医師は、慢性肺疾患を予防するために未熟児出産の12時間以内に高用量デキサメタゾンを開始すると、学齢期のIQは低下し、運動遂行は不良となると報告している。「慢性肺疾患のルーチンの予防または治療に早期の出生後デキサメタゾン療法は推奨されない」と忠告している。

台中にある中国医科大学のTsu F. Yeh博士（主研究者）らは、これまでに、262例の乳児を組入れた対照比較試験において、早期デキサメタゾンによって慢性肺疾患の発生率は低下するが、2歳時の身体発育および神経筋機能は低下することを認めた（後略）

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