新種-身体の色を変えるヘビ
- 2006/07/02
- 15:31

ドイツとアメリカの研究者たちは、ミズヘビの一種が、暗いバケツの底にいたときに、びっくりしてカメレオンのような行動をとったのを発見した。
ボルネオで保護研究を支援している環境グループWWFは、この地域の生物が森林伐採によって脅かされていると言う。そして新しく見つけられたヘビは、1つの流域にだけ存在するかもしれないと考えている。
インドネシア領カリマンタン地区のオブトン・カリハム自然公園(Betung Kerihun National Park)にあるカプサス川(Kapuas river)で発見されたヘビは、rear-fanged water snakes(ミズヘビ科)のEnhydris属に属することから、E.gyiiと名づけられた。そのヘビは50cm(18インチ)程の長さで、毒をもっている。
新しい種は、ボンの博物館(Zoologisches Forschungsmuseum Alexander Koenig)からのマーク・アウリヤー氏(Mark Auliya)とシカゴのフィールド自然史博物館(Field Museum of Natural History)からのジョン・マーフィー氏(John Murphy)とハロルド・ヴォリス氏(Harold Voris)によって解説された。
思いがけず体色を変える能力を発見したのは、WWFの顧問であるアウリヤー博士だった。 「私は、赤褐色のヘビを暗いバケツに入れました。私が数分後にそれを取り出したとき、それはほとんど白くなっていたのです。」と彼は語った。
この特質を発展させた理由は不明である。おそらく動物界で最も有名な体色を変化させるカメレオンは、雰囲気と温度に従いその色を変えると思われている。
この10年で、350種以上の新しい動植物がボルネオで発見された。「『カメレオン』ヘビの発見は、ボルネオの奥深くにある、自然の最も守られた秘密のうちの1つを明らかにしました。」と、WWFの国際コーディネーターのスチュアートチャップマン氏(Stuart Chapman)は語った。
環境グループは、ボルネオの森林面積が1980年代の半ばには75%だったのが、今ではおよそ50%に減っており、このことは新しい蛇の住みかが脅かされると注意を促している。
【参考】
ギネス記録?-ヘビと3分間に51回キス-マレーシア
視力回復のために生ヘビを食して寄生虫に感染
思いがけず体色を変える能力を発見したのは、WWFの顧問であるアウリヤー博士だった。 「私は、赤褐色のヘビを暗いバケツに入れました。私が数分後にそれを取り出したとき、それはほとんど白くなっていたのです。」と彼は語った。
この特質を発展させた理由は不明である。おそらく動物界で最も有名な体色を変化させるカメレオンは、雰囲気と温度に従いその色を変えると思われている。
この10年で、350種以上の新しい動植物がボルネオで発見された。「『カメレオン』ヘビの発見は、ボルネオの奥深くにある、自然の最も守られた秘密のうちの1つを明らかにしました。」と、WWFの国際コーディネーターのスチュアートチャップマン氏(Stuart Chapman)は語った。
環境グループは、ボルネオの森林面積が1980年代の半ばには75%だったのが、今ではおよそ50%に減っており、このことは新しい蛇の住みかが脅かされると注意を促している。
【参考】
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